和み塾では、来年度2027年度の新たな試みとして、治療者の健康増進と地域医療への貢献を目指し、“楽健法(らっけんほう)”を会として本格的に推進していくこととなりました。
私たちが目指すのは、「優れた術者の育成」と「地域医療への貢献」です。
日頃から人を癒やす立場にある治療者自身が、誰よりも健康で、高いエネルギーに満ち溢れていること。そして、その癒やしの輪を地域社会へと広げていくこと。そのための第一歩として、まずは和み塾生を対象とした「楽健法・修得講座」をスタートいたします。
講座の開始に先立ち、なぜ和み塾が今、このタイミングで楽健法に注目し、推進していくのか。
その鍵を握る「循環力を向上させる、足の力の神秘」について、その魅力と奥深い世界をご紹介します。
なぜ「手」ではなく「足の力」なのか?治療者にこそ必要な神秘の理由
治療現場において「体をもみほぐす」「アプローチする」と聞くと、多くの人は「手」や「指」の技術を思い浮かべます。しかし、楽健法が使うのはあえて「足の裏」。ここに、眠っていた循環力を目覚めさせる神秘の秘密があり、術者自身の体を守るヒントがあります。
1. 点ではなく「面」で、細胞の奥深くへ届く圧
指や手での施術は「点」の刺激になりやすく、強く押そうとすると術者自身の指や腰に大きな負担がかかります。また、受け手にとっても痛みを伴ったり、揉み返しの原因になったりすることがあります。
一方、足の裏は広い「面」です。自分の体重をふんわりと相手に預けるようにして踏むことで、あたりは驚くほど柔らかいのに、筋肉の奥深くまで均一に心地よい圧が届きます。体が芯からとろけていくような深いリラックス感は、足の裏ならではの神秘的な感覚です。
2. 「大きな管(くだ)の根元」をひらき、一気に巡らせる
楽健法が最も狙いを定めるのは、股関節(足の付け根)や腋下(腕の付け根)です。
ここには、全身を巡る太い血管、リンパ管、大きな神経が集中しています。いわば、体内の大ジャンクション(交差点)です。
ここを足の力で優しく、しかし確実に踏みほぐしていくと、せき止められていた川の水が一気に流れ出すように、全身の血流とリンパがブワッと動き始めます。終わった瞬間に、足先から頭のてっぺんまで血が巡り、視界までパッと明るくなるような「循環力」の向上をリアルに体感できます。
創始者・山内宥厳氏が提唱した「二人ヨーガ」の深い哲学
この楽健法は、1972年に奈良県の東光寺の元住職、山内宥厳(やまのうち ゆうげん)氏によって考案されました。自身が重い喘息を自力で克服する過程で編み出した、深い歴史のある家庭健康法です。
楽健法は、別名「二人ヨーガ」とも呼ばれています。
通常のヨーガは、自分ひとりでポーズをとって体の管(巡り)を通していきますが、楽健法は「お互いに足の力を借りて、一瞬でその巡りの良い状態(ヨーガの境地)に到達する」という、ダイナミックな他力ヨーガです。
そして、和み塾が最も共感し、推進したい最大の理由が、「踏む側(術者)」も同時に元気になっていくという点にあります。
リズムよくステップを踏むことで自分自身の足の裏が適度に刺激され、自然な有酸素運動になるため、終わったときには踏んだ側もポカポカと温まっています。
「患者様を癒やすことで、治療者自身もさらに健康になる」
この美しい循環の輪を身につけることこそ、持続可能な地域医療への貢献に繋がると確信しています。
和み塾生の皆様へ:共に「足の力」を修得しましょう
特別な道具は何もいりません。畳やマットが1枚と、お互いの体があれば、いつでもどこでも始められるのが楽健法の素晴らしさです。
日々、多くの患者様と向き合う和み塾生の皆様だからこそ、この「循環力をかえる足の力」の凄さと神秘を、誰よりも深く実感していただけるはずです。
まずは塾生の皆様自身がこの心地よい循環を体感し、自らの体を整え、そして未来の地域医療の現場へとその力を活かしていきましょう。まもなく始まる「楽健法・修得講座」で、皆様と一緒に学べることを心から楽しみにしています!










