水の不思議 番外編・第7回 ブルーソーラーウォーター、青い瓶に込められた想い

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ホ・オポノポノとブルーソーラーウォーター

第3回で少し触れた「ホ・オポノポノ」。ハワイに伝わるこの伝統的な問題解決法の中で紹介されている実践のひとつに、「ブルーソーラーウォーター(Blue Solar Water)」と呼ばれる水があります。

作り方はとてもシンプルです。

  1. 青いガラス瓶を用意する
  2. 水を満たし、金属製の蓋は避ける
  3. 太陽光(もしくは蛍光灯の光)に30~60分ほど当てる

これだけです。特別な道具も、複雑な手順も必要ありません。青いガラスを通した光が水に作用するという考え方に基づいた実践ですが、これも科学的に効果が証明されているものではなく、ホ・オポノポノの実践者の間で受け継がれてきた考え方だと理解しておくのがよいでしょう。

「味が変わる」という体験

興味深いのは、実際にブルーソーラーウォーターを続けている方の体験として、「水道水よりも味がまろやかになった」「優しい味に感じる」といった感想がしばしば語られることです。

もちろん、これは主観的な感覚であり、光を当てる・当てないによる化学的な成分の変化が実証されているわけではありません。ただ、青い瓶を眺めながら「今日も水を作ろう」と手をかける時間そのものが、慌ただしい日常の中でひと呼吸置く習慣として機能している側面はあるのかもしれません。丁寧に何かをする時間が、味わい方や心の状態に影響することは、十分に考えられることです。

ガラス容器を選ぶという生き方

ブルーソーラーウォーターの実践者の中には、この習慣をきっかけに、暮らし方そのものを見直す方も少なくないようです。

  • ペットボトルではなく、保温・保冷ポットを持ち歩く
  • 調味料もできるだけガラス瓶入りのものを選ぶ
  • プラスチック容器の使用をできるだけ減らす

こうした選択の背景には、プラスチック容器から水に微小な粒子が溶け出す可能性(いわゆるマイクロプラスチックの問題)への関心もあるようです。マイクロプラスチックが人体に与える影響については、現在も研究が進められている段階であり、まだ全てが解明されているわけではありませんが、環境への負荷を減らすという観点からも、ガラスなど天然素材の容器を選ぶことには一定の合理性があるといえるでしょう。

エネルギーとしての水、道具としての水

ブルーソーラーウォーターやムーンウォーターに共通しているのは、「水は単なるH₂Oではなく、何かを宿す器である」という捉え方です。これは第4回でご紹介した「水は多くの物質を溶かし込む性質を持つ」という化学的な事実とは、もちろん次元の異なる話です。

しかし、水を大切に扱おう、丁寧に付き合おうとする姿勢そのものは、どんな立場で読んでも、悪いものではないように思います。青い瓶に水を満たし、光にかざす。その静かな時間が、忙しい毎日の中で自分を見つめ直すきっかけになるとしたら、それはそれで一つの豊かな習慣なのではないでしょうか。

シリーズを終えて

甘露水から始まり、世界の聖なる水、水の化学的な不思議、そして現代のムーンウォーター・ブルーソーラーウォーターまで、時代も文化もさまざまな「特別な水」をめぐってきました。

伝説として語られるものも、科学的に裏付けられたものも、どちらも根底にあるのは「水は私たちの命を支え、潤してくれる大切な存在である」という、シンプルで揺るがない事実です。今日コップ一杯の水を口にするとき、そこに込められてきた長い物語に、少しだけ思いを馳せていただけたら嬉しく思います。

ご愛読いただきありがとうございました。

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