ごぼうって、お味噌汁やきんぴらで食べるあの「ごぼう」ですよね。 実は、そのごぼうの「種」が、昔から漢方薬として使われてきたって知っていましたか?
授乳中のママにとって気になる情報も含まれているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそも「ごぼうの種」って何?
ごぼうの種は、漢方では**牛蒡子(ごぼうし)**と呼ばれています。こげ茶色〜黒っぽい、お米粒くらいの小さなタネです。
じつはごぼうを野菜として食べるのは、日本と韓国くらいなんだそう。中国では昔から漢方薬として使われてきました。日本にも中国から伝わったといわれています。
牛蒡子(ごぼうし)の主な効果
漢方では、牛蒡子にはこんな働きがあるといわれています。
- 炎症を抑える・熱をとる
- のどの腫れや痛みをやわらげる
- 咳や痰をやわらげる
- 解毒・排膿作用
風邪のときや、皮膚のトラブル、のどの痛みなどに昔から使われてきた生薬です。「消風散」「銀翹散」「柴胡清肝湯」など、さまざまな漢方薬にも配合されています。
授乳ママに注目されている理由
牛蒡子が授乳中のママに注目されているのは、乳腺炎への効果が期待されているから。
漢方の考え方では、体の中に「余分な熱」がたまると、乳腺が詰まりやすくなるといわれています。甘いものや脂っこいものを食べすぎたとき、便秘がちなとき……そんなときに乳腺トラブルが起きやすいと感じているママも多いのではないでしょうか?
牛蒡子には体の余分な熱を発散させて、粘膜の炎症や腫れを抑える働きがあるとされています。また漢方には「帰経(きけい)」という考え方があって、牛蒡子は「胃の経絡(けいらく)」に作用するといわれています。この胃の経絡が乳房を通っているため、乳腺の詰まりや炎症にも効果があるのではないかと考えられているんです。
民間療法では、乳腺炎の予防や、母乳の出をよくするために使われることもあります。
飲み方・煎じ方
ごぼうの種は、タネを砕いてから煎じて飲むのが基本です。
【1日分の作り方】
- 砕いた牛蒡子 10〜30g を用意する
- 水約600mlと一緒に弱火で煎じる
- 15〜30分ほどで200〜300mlになったら火を止める
- 滓(かす)をこして、食前または食間に2〜3回に分けて飲む
⚠️ 作りおきはNG!毎日その日の分だけ煎じるようにしましょう。
正直なところ…かなり苦いです
「おいしくない」のは覚悟の上で(笑)。体にいいものだと思って飲みましょう!
赤ちゃんへの影響は大丈夫?
母乳はママが食べたものから作られるので、牛蒡子も多少は母乳に影響する可能性があります。
牛蒡子は体を冷やす性質(漢方では「寒性」)があるため、長期間の使用は避けた方が無難です。
乳腺炎や喉の痛み、皮膚の炎症など、症状がある時期の短期間の使用であれば、赤ちゃんへの影響はあまり心配しなくてよいとされています。ただし、胃腸が弱い方や下痢をしやすい方は注意が必要です。
心配な場合は、かかりつけの産婦人科や漢方医に相談してみてくださいね。

まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 牛蒡子(ごぼうし) |
| 主な効果 | 炎症を抑える・解熱・解毒・乳腺炎予防 |
| 授乳中の使用 | 短期間なら比較的安心 |
| 注意点 | 胃腸が弱い人・長期使用は控えめに |
| 味 | とにかく苦い(笑) |
「母乳の出が悪い」「乳腺が詰まりがち」「のどや皮膚のトラブルが続いている」…そんなお悩みがあるママ、一度試してみる価値があるかもしれません
もちろん体質や状態によって合う・合わないがあるので、気になる方はぜひ漢方に詳しい先生に相談してみてくださいね。
※この記事は一般的な情報提供を目的としています。症状が重い場合や長期間続く場合は、必ず医師・薬剤師にご相談ください。


