朝晩の空気がひんやりしてきて、「そろそろ上着を出そうかな」と迷う今日この頃。この時期、なんとなく体がだるかったり、喉がイガイガしたりしていませんか?
今回は、そんな季節の変わり目に役立つ、中国に古くから伝わる養生の言葉「春捂秋凍(しゅんごしゅうとう)」をご紹介します。

「春捂秋凍」ってどんな意味?
この言葉は、春と秋の過ごし方を表した対の言葉です。
- 春捂(しゅんご):春になっても、すぐには薄着にならず、しばらくは温かくして過ごす
- 秋凍(しゅうとう):秋になって涼しくなっても、すぐには厚着にせず、少し薄めの服装で寒さに体を慣らす
「え、秋なのにわざと薄着?風邪をひきそう…」と思いますよね。私も最初に聞いたときは同じことを思いました。でも、これにはちゃんと理由があるんです。
なぜ秋は「あえて薄着」なの?
秋の初めは、夏の名残で暖かい日もあれば、朝晩はぐっと冷え込む日もあって、寒暖差が大きい季節です。ここで少しずつ涼しさを肌で感じておくことで、こんなメリットがあるといわれています。
- 耐寒性が高まる
少し薄着で過ごすことで、体の体温調節機能が鍛えられ、本格的な冬の寒さに備えられます。 - 免疫力のサポートになる
温めすぎないことで、体がもともと持っている抵抗力が目覚めやすくなるとされています。
つまり、「初秋のひんやり程度の寒さに慣れておくことで、冬に風邪をひきにくい体をつくりましょう」という先人の知恵なんですね。
実践するときの注意点 ⚠️
とはいえ、ブルブル震えるほど薄着をするのはNG。無理は禁物です。次のポイントを押さえて、ほどよく取り入れてみてください。
- 「上寒下暖」を意識する
足元や下半身は冷やさず、上半身は軽めに。これが基本のスタイルです。 - 「3つの首」は守る
首・手首・足首は特に冷えやすい場所。ストールを1枚羽織るだけでも調整しやすくなります。 - 体調や年齢に合わせて無理なく
お子さんや高齢の方、冷え性の方、体力に自信がない方は、無理に薄着をする必要はありません。あくまで「少しずつ慣らす」くらいの気持ちでOKです。
巡りを整える「八虚拍打法」もおすすめ
日々の疲れや体の巡りの悪さをサッとリセットしたいなら、東洋医学に伝わる**八虚拍打法(はっきょはくだほう)**もぜひ。
「八虚」とは、両側のひじ、ひざ、そけい部、脇の下の8か所のこと。いずれも関節のくぼみで、「気血」が滞りやすく、邪気がたまりやすいとされる場所です。ここを心地よい強さでリズミカルに叩くことで、リンパや血液の流れが促され、免疫力アップや疲労回復が期待できるといわれています。
詳しいやり方や効果については、特集記事『【保存版】八虚拍打法で全身デトックス!やり方と注意点』で解説しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
まとめ
季節の変わり目は、どうしても体調を崩しやすい時期。でも「春捂秋凍」は、毎日の服選びや衣替えのタイミングをちょっと意識するだけで取り入れられる、手軽な養生法です。
今年の秋は、朝晩の涼しさを少しだけ味方につけて、冬に向けた元気な体づくりを始めてみませんか?


