水の不思議 番外編・第6回 新月と満月に作る「ムーンウォーター」

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シリーズ再開にあたって

前回、「水の不思議」シリーズのまとめをあげましたが、今回はその拡大編として、現代の開運文化に伝わる「特別な水」をもう少しご紹介したいと思います。取り上げるのは、新月・満月のタイミングで作る「ムーンウォーター」です。

ムーンウォーターとは

ムーンウォーターとは、その名の通り「月の水」。毎月訪れる新月・満月の夜に、ミネラルウォーターをガラス製の青いボトルに入れ、2時間以上月光にさらして作るお水のことです。占星術系のコンテンツで人気の高い開運アクションのひとつとして紹介されています。

作り方自体はとてもシンプルですが、実践する上でいくつかのポイントがあるとされています。

  • ガラス製の青いボトルを使うこと
  • 飲むときもガラス製の器を使うこと
  • 水道水ではなくミネラルウォーターを使うこと
  • 2時間以上、月光浴させること
  • 完成したら48時間以内に使い切ること

なぜガラス製で、しかも青い色にこだわるのか。これは第3回でご紹介したブルーソーラーウォーターの考え方とも重なりますが、「水はその時の環境や情報を記憶する」という考え方がベースにあります。この「水は情報を記憶する」という説は、水にかける言葉によって結晶の形が変わるという実験写真が広く知られていますが、これは科学的に実証されたものではなく、あくまで一つの説・信念として、こうした開運文化の中で語り継がれているものです。

新月と満月、それぞれの意味

このムーンウォーターの考え方の面白いところは、新月に作るものと満月に作るものとで、宿るとされる性質が異なると捉えられている点です。

新月の水(ニュームーンウォーター) 新月は月の姿が見えなくなるタイミングで、「浄化」と「種まき」の象徴とされています。新月の日に作る水は、心身をリセットし、新しいことを始めるときの後押しとして飲まれることが多いようです。

満月の水(フルムーンウォーター) 一方、満月は月がもっとも満ちるタイミングで、「完成」「実り」「バランス」を象徴するとされます。満月の日に作る水は、心と体のバランスを整えたいときや、物事をやり遂げたい・成果を実感したいときに用いられることが多いようです。

日常での取り入れ方

紹介されている使い方には、次のようなものがあります。

  • そのまま飲む
  • お風呂に数滴入れる
  • お茶などの飲み物に加える
  • 拭き掃除に使う
  • 寝室に置いて眠る
  • 観葉植物に与える

いずれも「水に何かを流し込む・宿す」という発想を、生活の様々な場面に応用したものといえるでしょう。

甘露水との共通点

こうして見てみると、このムーンウォーターの考え方は、シリーズ第1・2回でご紹介した中国の甘露水ともどこか似た構造を持っています。甘露水も、天から降る特別なタイミングの水を「徳」や「長寿」の象徴として尊びましたが、ムーンウォーターもまた、月の満ち欠けという自然のリズムに合わせて水を特別なものへと変える、という発想です。

時代も文化も異なる二つの水の物語ですが、根底にあるのは「自然のリズムと自分を重ね合わせたい」という、人が古くから持ち続けてきた願いなのかもしれません。

次回予告

次回は、もう一つの「青い水」であるブルーソーラーウォーターについて、実際の体験談も交えながらご紹介します。

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