ご挨拶
『和み座』のブログをご覧の皆様、いつも温かいご縁をありがとうございます。
本格的な夏の訪れとともに、暑さや湿気による身体のだるさ、イライラ、冷房による冷えなど、お身体の違和感が増えやすい季節となりました。
そこで、ブログにて特別連載「〜古代の知恵に学ぶ〜 夏の特別養生指南」(全3回)をお届けいたします!
約2000年前の東洋医学の古典『黄帝内経(こうていだいけい)』に紐解かれる命の理(ことわり)と、古の名医・扁鵲(へんじゃく)の眼差しを通して、現代の私たちがこの夏を心地よく、そして冬まで健やかに過ごすための「心と身体の調え方」を分かりやすくお伝えしてまいります。
連載にあたって 暦の上では、8月に入るとまもなく「立秋」を迎え、暦としては秋の始まりとなります。とはいえ実際の体感は、まだまだ暑さが居座り、汗ばむ陽気が続く頃かと存じます。
東洋医学では、この夏の名残と初秋の気配が入り混じる時期を「長夏(ちょうか)」と呼び、五行では「土」、臓腑では「脾(ひ)」と深く結びつく、一年の中でも特別な季節として位置づけています。暑さそのものよりも、湿気によるだるさや胃腸の弱りが表に出やすいのが、この長夏ならではの特徴です。
ですので本連載は、暦の上ではすでに立秋を越えてのお届けとなりますが、内容としては「夏本番」の養生というよりも、この「長夏」——暑さの底力が残りながらも、実りの秋へと向かう過渡期——をどう健やかに乗り越えるかという視点で紐解いてまいります。これから訪れる秋・冬に向けたお身体づくりの第一歩として、どうぞお付き合いくださいませ。
連載ラインナップ(全3回)
【第1回】天地の気と響き合い、未病を治す 〜夏の始まり「蕃秀」の教え〜
- 自然の波に添って生きる「陰陽四時」の基本
- 喉が渇く前に井戸を掘る「未病治(みびょうち)」の優しさ
- 万物が伸びやかに咲き誇る「蕃秀(ばんしゅう)」の過ごし方
【第2回】「心」を静め、巡りを調える 〜暑邪に負けない食事と安神の智慧〜
- 夏の主役「火」と「心(しん)」の深い関係
- 暑邪(しょじゃ)・湿邪がもたらす夏の不調
- 心を養い熱を払う「苦味」の食材とお茶・お食事の作法
【第3回】冷えを防ぎ、未来の健康を育む 〜夏の暮らしと「冬病夏治」の智慧〜
- 殺人的な猛暑から身を守る避暑の工夫
- 夏こそ気をつけたいお腹の「冷え」と「春夏養陽」
- 夏の太陽のパワーで冬の持病を調える「冬病夏治(とうびょうかじ)」
日々のちょっとしたお食事の工夫や暮らしの作法を知るだけで、夏バテや心の乱れはすーっと和らいでいきます。ご自身やご家族の健やかな毎日のために、ぜひお役立てください。
それでは、本編をどうぞゆったりとしたお気持ちでお楽しみくださいね。



